パゲオクとは?
パゲオクとは中古サイトやドメインの売買を行うオークションサイトです。
個人やサイトM&Aを繰り返している企業など幅広い方が利用することができて、現在主流の中古サイト買取･販売業者(サイトM&A業者)を利用するよりも高く売却して安く購入できるメリットがあります。
交渉や商談も直接行えるため、オークション手数料も安くて個人の通販業者やアフィリエイターからの人気が高いです。
オークションと通常売買の違い
オークションは名前の通り、期間内に最高値で入札をした方が購入する権利を得ます。
オークション形式は売主次第で、売り切りにしてしまう方法もあれば、スタート価格を高めに設定して、希望価格での入札者が現れなかったら出品しても売れないケースもあります。(業界用語で流れる)
また、即決価格を設定したりワンプライスで入札すると即落札という通常売買のような取引を選ぶことができます。
ネットオークション最大手のヤフオクを利用したことのある人であれば、ヤフオクのサイト売買版と捉えて頂ければ分かりやすいと思います。
業者向けの価値の高いサイトのみを扱い、高額な手数料を取るオークションサイトもありますが、パゲオクは個人でも利用しやすく限られたユーザーにしか価値を感じられないようなサイトの取引も目立っています。
誰でも手軽に売主になれてエンドユーザーに直接売却することができ、購入する場合もエンドユーザーから直接購入できるため安く希望条件にあったサイトを取得出来るメリットがあります。
通常売買は、買取･販売･仲介業者を介してサイトの売買を行います。
たとえると、中古サイトの卸売屋やリサイクルショップといった形です。
各サイトで販売できるサイト一覧を用意していて、基本的には各サイトに販売価格が設定されています。
オークションだと落札されて取引が成立しますが、買取であれば業者との価格交渉さえまとまれば、即現金化することもできます。
また、預託販売や売買サイトを通じてのオークション形式で売れるケースもあります。
業者の手数料は高くなりますが、買取も販売も専門業者の手で行っているので信頼性が高く確実な取引を行えます。
なお、これら需要の高まりの要因として、「価値が低いと考えられていたもの」に高値が付くチャンスが多くなった事が挙げられます。
例えば、iTunesカード・GooglePlayカードはチケットショップでは買取不可となっており従来換金性が低いという評価でしたが、チケット売買サイト・アマギフ買取といったサービス等の登場により、現在注目を集めています。
利用していないサイト・ドメインをお持ちであれば、価値を確かめるためにも一度サイトオークションを利用してみてはいかがでしょうか。
オークションのリスク
オークションは個人間の取引になるケースも多く、トラブルリスクが高いです。
落札したのにサイト情報を受け取れなかったり、取引成立したのにお金を払わなかったり何かしらにイチャモンをつけて値下げ交渉してくる人もいます。
パゲオク参加者の数は業界最大級ではありますが、世間に浸透しているヤフオクやメルカリに比べると参加者や圧倒的に少ないです。
価値のあるサイトでもタイミングが悪いと相場よりも安く買い叩かれたり、売れ残ってしまうケースもあります。
購入するときも、思っていたほど中身がよくなかったり、実は過去にペナルティを受けてもう検索順位上位に表示される見込みの少ないドメインだったりもします。
一部ではパゲオクを利用して高評価を積み重ねた業者もいますが、参加者の評価情報は少なく信頼出来る出品者、落札者の見極めも難しいです。
誰でも手軽に利用できるオークションサイトということで、トラブルや詐欺被害も多いことを認識しておきましょう。
リスクが高い分、タイミングや出品方法次第では業者に売る数倍の値段で売れることもあります。
また、パゲオクでは業者に売ってもほとんど価値の出ないようなサイトでも値段が付きやすい特性があります。
サイトやドメインを取得したけど、すぐに運用をやめてしまう人も多く、URLや現在の検索順位は気にせずにオールドドメインを購入しようとするSEO業者やアフィリエイターもいます。
しかし、高値で売ろうとこだわりすぎると売却までの期間と手間がかかってしまいます。
中には、需要の高いキーワードで上位表示されて高額買取可能なサイトでも、希望価格を高く設定しすぎて売れ残り、その間に検索順位が下がってしまいサイト価値そのものが低下するケースもあります。
高く売ったり安く買うには、相応の知識とテクニックが必要です。